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ベンダーの役員クラスと密になれ


<<前回の続き>>

 ベンダー側のPMがプロジェクト管理をしているはずですが、極端な書き方をすると「信頼できる」可能性が低いので、請負契約であっても、そのプロジェクト管理を管理(監視、指導)する必要があるということなのです。





 本来、不安が残るPMをベンダー社内でサポートすべきなのですが、RFPで要求しておいてもなかなか動きません。ですからユーザー企業が自分で自分の身を守る必要があるのです。

 そして、PMの管理に問題を見つけたら、遠慮せずにベンダー側の責任者にその都度伝えることです。「もっと早く仰って頂ければ何とかしましたのに」と言われないためにも。




 遠慮は全く不要です。都度(こまめに)責任者と話をしておくことが、ベンダーとのコミュニケーションを密にするだけではなく、その責任者にプロジェクトに関心をもって頂くことに必ずつながります。

 それによって、「もう少し様子を見て頂きたい」「検討します」ではなく、「スグに対応します」という返事をもらうことが出来るようになるのです。




 ここで大切なことは、ベンダーのPMや部課長クラスではなく、少なくとも事業部長や本部長、あるいは役員クラスである責任者に話をするということです。

 私の経験から言えることは、課長クラスではほぼ間違いなく望ましい解決策は出て来ません。部長クラスでもその可能性が高いと思います。




 プロジェクトを失敗させないためには、ベンダーに会社として動いてもらう必要がありますし、だらだらと時間を掛ける訳にも行きませんので、早期解決のためにも役員クラスと話す必要があります。

 ユーザー企業側もやはり責任者が動く必要がありますので、日頃の密なコミュニケーションを通して自社の責任者にもすぐに動いてもらえる環境を作っておく必要があります。



 私がお付き合いしたユーザー企業の中には、ベンダーとの関係悪化を恐れる声を聞くことがあるのですが、関係悪化を心配するのではなく、言うべきことを言うべきタイミングで言って、最後に笑顔で握手したり、ハグしたりして双方がその成功を心から喜ぶ方がどれだけ望ましいでしょうか。

 「気になること(言うべきこと)は早めに言う」が基本です。「後悔先に立たず」なのです。プロジェクトでは間違いなく「後悔」が多いですからね。

<<次回に続く>>




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