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三幸エステートとSRAの訴訟について

FullSizeRender-3詳細は「日経コンピュータ」誌を読んで頂けたらと思いますが、その2016.3.31号に島田優子記者による記事が出ていました。三幸エステートの基幹系システムの再構築で、プロジェクトの遅延が続き、プロジェクト開始後3年弱で契約解除になったそうです。  

これに対して、SRA側が開発費用等の代金と損害賠償の請求を、三幸エステート側がSRAの債務不履行を理由に損害賠償を請求しているとのことです。  


a1380_000231係争中のため得られる情報は訴状など一部の資料に限られると思いますが、島田記者の頑張りによる記事になったのだと思います。私のこのコラムはその記事を参考にさせて頂きながら個人的な思いを書かせて頂きますが、情報が限られている中、非常に繊細な内容ですので、私の書き方や内容に問題があれば、このコラムは削除することにします。問題があれば、関係者の方、ご連絡下さい。  


この記事に出ているSRAの鹿島亨社長は、以前私がアメリカで大変お世話になった方なので、書きづらいところがあるのですが、記事を読む限りSRA側のプロジェクト管理に問題があったように感じます。確かに三幸エステートにも(おそらく)決定の遅れや、決定事項の変更等があったものと推察します。  

a0001_009297しかし、内部設計以降の請負契約では、期日までに求められている成果物を納入しなければ、SRA側の債務不履行になります。ですから、SRAのPM(Project Manager:プロジェクト管理者)あるいは、そのプロジェクトを外から管理しているSRAのどこかの組織が、債務不履行に陥る危険(アラーム)に気付いた時にスグにそれを排除するように動かなければなりません。  


記事では触れられていませんが、双方が締結した契約書に三幸エステート側の協力義務もおそらく書かれているのではないかと想像します。その条項の有無は別にしても、債務を履行するために、もし三幸エステート側の協力の仕方が障害となるようであれば、SRAはそれを排除(解決)しなければなりません。  


場合によってはSRAのPMはその時点で三幸エステートに協力義務を果たすよう要請し、協力が得られなければSRA側の債務が履行できないので、プロジェクトを中断させてもらうという判断(SRA側からの解約)もできたのではないかと思います。  


pixta_3326884_SSRA鹿島社長は非常にフットワークの良い方なので、早めにPMから上司経由で社長の耳に入っていれば、絶対にこうした訴訟には至らず、計画通りシステムが稼動し、逆に高い評価を得ていたものと思います。  

読ませて頂いた記事と私の経験からの偏った推察かもしれませんが、SRA側の対社内、対お客様のコミュニケーションが十分ではなかったのが大きな原因だったのではないかと思います。





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