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ベンダー選定基準の決定(後編)


 
 前回
(プロジェク遂行能力について)からの続きです。



   次に、重み「25」の「要件への対応度」ですが、今回間漏れなく対応してくれるのかどうかを見抜くことが求められます。  




 RFPの書き方のところで、「ご提案書に明記頂きたい事項」としてご紹介した中に、  

  2.2  RFPに提示した要件の確認
  2.3  RFPで提示された各要件への対応可否  

がありましたが、RFPで提示した要件が漏れなく記載されているか、それぞれ今回対応できると回答しているかを確認します。



 私が以前お手伝いした企業で聞いた話なのですが、例えば要件が100あったとして、選定したベンダーの提案書には98しか記載されてなかったのですが、その時点では2つ漏れていることに気付かず発注したそうです。  


 ところが、その企業が開発作業が始まってからそれに気付いてベンダーに指摘したそうなのですが、返ってきた答えは、「提案書のベースで今回契約しており、見積りにもその2つは入っていない。もし2つを追加するのなら費用が増える」と言われてしまったそうです。  


こんなことにならないように、注意しましょう。  




 重み「15」とした「費用の妥当性」は評価する側が「妥当」と判断できるかが重要な鍵になります。  

 そのためにはRFPで依頼した通りにベンダーが見積り根拠を提示してくれることが求められます。  


 具体性が不足していると思われるベンダーに対しては、「御社以外は、もう少し具体的に提示してくれています。もしこのままだと、RFPに書いてあるように御社は不利になりますが宜しいですか」と言って再提出を求めましょう。  



 例えばRFPを出した5社すべてが同じ程度であっても「御社だけが。。。」と(嘘を)言って再提出を求めてみましょう。    



 重み「10」の「RFPの理解度」は、まずはプロジェクトの背景と目的を十分理解していると感じられるかです。  


 これは、RFPを渡してから提案書が提出されるまでの間のベンダーからの問合せの内容やレベルでも判断できるでしょう。  



 技術的な質問ばかりのベンダーはおそらく機能面での理解が十分ではないと思われます。  


 RFPに記載されていることだけでは、求められているソリューションは十分には理解できないはずです。  

 それを質問によってクリアにしていく必要があるはずですので、その質問の内容を判断すると、ベンダーの要件の理解の程度が見えてきます。  





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