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ベンダー選定基準の決定(前編)


 前回まで「RFPにベンダーへの依頼事項を書く」ということでご紹介してきましたが、今回と次回で「ベンダー選定基準」の決め方についてお知らせします。
 
 ベンダー提案の評価基準の検討と決定のタイミングはどこでも良いのですが、遅くともベンダーから提案書が届き始めるまでに確定していなければなりません。  

 ここで言う「確定」とは、あとで「どんでん返し」を食らわないように、社長等の意思決定者の了解を確実に得るところまで含まれます。    


 どういった視点(評価軸)で採点、比較評価するのか、それぞれの評価項目に重みをどう付けるのかも決定して、確実に了解を得ておかなければなりません。  

 例えば、評価を終えて社長に報告した時点で、社長から「重みを変えろ」と言われてしまうと、選定結果に大きな影響が出てしまいます。    




 私が過去にお手伝いさせて頂いた案件では、下のような評価項目(大分類)にカッコ内のような重み付けをしていました。参考にして頂ければと思います。  


 私の場合は、評価項目をさらに細分化して33項目用意しています。もしこの33項目にご興味があれば、(株)プラッサムのお問い合わせページでご請求下さい。

 「日経ITプロフェッショナル」2005年4月号に私が寄稿した記事に掲載した表をご記入頂いたアドレスにメールでお送りします。


 
  • RFPの理解度(10)
  • 要件への対応度(25)
  • 柔軟性と拡張性(3)
  • 計画の妥当性(7)
  • プロジェクト遂行能力(30)
  • 費用の妥当性(15)
  • プレゼンテーション(Q&A)内容(7)
  • その他(3)
 


 評価項目それぞれの重みは各社の方針や都合で決めれば良いと思いますが、必ず選定チーム内での合意だけではなく、社長や意思決定者の了解を取っておきます。  


 そして、これらの評価項目を縦軸に、各ベンダーを横軸に置いた比較評価表を作成しておくと良いでしょう。    


 上の例では「プロジェクト遂行能力」の重みが「30」と非常に大きくなっていますが、私の経験から、他のすべての項目が満点であっても、PMを中心とするベンダー側のプロジェクト推進能力次第で、あっと言う間に失敗に陥る大きな危険性をはらんでいるからです。  



 ベンダーの多くはプロジェクトをPMにほぼ任せっきりのところが多いため、特に各PM候補の資質と能力をしっかり見抜いて、少しでも正しく評価することが非常に重要になります。  


 もしベンダーが企業として組織的にPMをサポートする体制があるようであれば、それを加点すると良いでしょう。


 但し、形だけなのか、実際にしっかりサポートするのかを見抜く必要があります。    



 
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