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ベンダー選定とRFPの書き方


 今回から何回かに分けて、Amazon Kindle本「IT調達を成功させるための『RFPの書き方とベンダー選定超入門』」の内容をご紹介させて頂きます。

 
 本のタイトルに「RFPの書き方と」と書かせて頂いていますが、ご存じのように、RFP(Request for Proposal:提案依頼書)はより良いベンダーを選ぶ道具の1つです。  


 このコラム(本)ではまずはベンダー選定についてポイントを分かりやすく説明させて頂きながら、RFPの書き方についてもご紹介させて頂きます。  


 ですから、RFPの書き方につきましては、ベンダー選定の手順の中で、RFPの作成の話のところで解説させて頂こうと思いますので、宜しくお願いいたします。        





 ITが電子計算機(や通信機)と呼ばれていた時代には、経理や給与計算などの業務の効率化を目的としたITの導入が行われ、そのIT化の作業を行う人材が経理部門内や経営情報システム部などといった新設組織に集められました。  


 その当時は、プログラミングが得意な(好きな)技術者が、社内の業務に精通した専門家に頻繁に話を聞きながら仕様書とプログラムを書き、場合によってはより良い提案を行って、人の作業を代行するIT(情報システム)を開発して運用していました。        





 しかし、その後IT化対象業務の大幅な拡大と複雑化、他社を差別化するための戦略的なITの導入、新技術の導入、国々の諸事情に合わせながらのグローバル化対応など、ITに対するニーズが一気に拡大し、内容も大幅に変化してきました。  


 それと並行するように、ITの性能だけではなく利用技術そのもの、サービス、活用方法にも大きな変化が起き、その変化のスピードが日々上がってきています。        






 こうした背景から、多くの企業では社内のIT部門、IT人材だけでは対応が追いつかなくなってしまいました。  


 IT部門では新規に情報システムを開発するだけではなく、過去に開発した既存(運用中)の情報システムの保守運用も行わなければならないのです。  


 そこで、外部のベンダーをパートナーとして、その人材や技術の活用が拡大して行きました。        





 そして、パートナーとなり得るベンダー探しですが、実際には既に取引のあるベンダーが第一候補になるケースが少なくありません。  


 それは自社の業務やITに関する知識を既に持っており、新規に探すベンダーよりも効率が良い、楽であるという判断と、親近感、安心感があります。        





 しかし、そうした理由でベンダーを選定した企業が、結局そのベンダーに失望したり、不満を抱いたりすることが少なくありません。  


 第一なぜそのベンダーを選んだのかと例えば社長に(社長は株主に)説明を求められたときに、そのベンダーがベストであったという説得力のある十分な説明は出来ないはずです。  


 ですから、説明責任も果たすことができるようにベンダーを探して選ぶべきなのです。  


 本コラムでは、次回以降、より良いベンダー探しだけではなく、説明責任を果たすためのベンダー選定の方法もお伝えします。        




※ ベンダー選びをしなければならないIT調達の対象には、サーバや通信機器などのハードウェア、それらに搭載して活用するソフトウェア、それらの保守運用、ネットワーク・サービス、クラウド・サービス、技術者の派遣サービス等、さまざまのものがありますが、本コラムでご説明する対象の「ベンダー」は、SE(Systems Engineer)やプログラマーなどを抱えて、IT(情報システム)の開発や保守運用をサービスとして提供するSIベンダー企業(SIer)とさせて頂きます。        





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※Amazon Kindle本「RFPの書き方とベンダー選定超入門」は、