タグ: , ,

ITオンチ社長のために:IT部門の実態(その1)


 前回
前々回は「無責任な『責任者』」の話を書かせて頂きましたが、こうした中で、きっとあなた(社長)としては、IT投資を成功させるのはIT部門の責任だからIT部門がその責任を果たしてくれるハズと期待しているでしょう。

 
 でも、責任を果たすことが出来なかったときに責任を取らせていますか。責任が果たせたかどうかですら気にかけていないのではありませんか。  


 最初の部分(IT予算の現状)で、国内企業では平均的に売上高の約1%がIT予算として確保されていると書きましたが、あなたの会社のIT部門はそれ以上の効果を出していますか?  




 コストセンターという立場に安住してしまっているIT部門もあるように見受けられます。  


 また、コストセンターと言いながらコストダウンに真剣になっているとも言い難いのが実状ではないでしょうか。    




 企業によって呼び方が異なるでしょうが、各部門としての役割や責任が記述されているドキュメント(組織マニュアル)にIT投資効果の発現が規定されていますか?  



 ITの構築、導入や保守運用についての記述はあるでしょうが、効果責任までは書かれていないのではないでしょうか。  


 例えば多くの米国企業では、従業員一人一人に職務記述書(Job Description)が従業員と合意の上で渡されています。    



 そこには具体的な数値目標も書かれます。合意した目標を達成することが出来なければ減俸の対象です。  



 何期かに渡って目標が達成できなければ降格や解雇の対象にもなります。日本ではそういった結果に対する厳しさが少ないですよね。    


 ですから米国では、特にCIO(Chief Information Officer)ともなると成果を出すことに必死になる訳です。  



 そのためにも日本企業よりも遥かに多くのIT予算を要求したりします。  



 そして、結果が出なければ減俸や降格、解雇が待っています。危なくなったと感じたら自分の経歴にハッキリした傷がつく前に、転職したりもありますが(笑)    


 私はどちらが良いとかいうことを言っているのではなく、日本企業の現状として、特にIT導入効果においては、あまりにも無責任過ぎる、責任を問われなさ過ぎると言いたいのです。    




※(株)プラッサムの「IT
コンサルティングサービス」のご案内は こちらです。

※Amazon Kindle本「IT投資管理超入門」は、