タグ: ,

ヒアリング実施詳細計画の策定


 前回までで、ヒアリングの対象者やそれぞれへの質問内容を決めてきましたが、今回は具体的な実施計画の策定についてです。

 ヒアリングの詳細実施計画を策定するには、まずヒアリング前後の作業を漏れなく具体的に洗い出して、その内容や所要時間を確認し、メンバー全員で合意します。


 場合によってはさらにその作業をブレークダウン(分割)して、それぞれの所用工数を見積もる必要もあります。



 ヒアリング相手ごとの質問は前回作成しましたが、それらをチーム内で検証したあとの作業としては、ヒアリング相手へのヒアリング実施(日時、場所等)の最終確認、ヒアリングの実施、記録の公式ドキュメント化、チーム内での内容確認、チーム内会議、記録の関係者全員との共有等があります。


 ヒアリング相手へのお礼メールやプロジェクトへの報告等も忘れてはなりませんね。ヒアリング相手との記録内容の確認もあるでしょう。  




 もし、海外にヒアリングに出かける必要があれば、国によって異なりますが、ビザの取得も含めて相当早くから動く必要があります。  


 ビザ取得の前に、現地法人等の社長等への依頼や交渉、調整なども必要でしょう。


 実際の飛行機等による移動時間や時差調整、現地の人との事前のコミュニケーションによる文化や言語の壁を低くする活動も必要になります。そのための道具としてのお土産探しも必要かもしれませんね。




 そして、現地法人の社長や責任者等への挨拶と概要説明、ヒアリング結果の報告、日本へのタイムリーな報告なども求められます。  

 その他、国内のヒアリングだけであるとしても、再ヒアリングや新たな相手への追加ヒアリングも必要かもしれませんので、全体工数としては少なくとも20%程度の余裕(バッファ)を見ておくと安心でしょう。





 こうして詳細計画を策定していくと、おそらく当初見積もっていたヒアリングの基本スケジュール(プロジェクト初期版)との大きなギャップが発生するでしょう。

 多くの場合ヒアリングに十分な時間を当てていないことが多いからです。



 しかし、ヒアリングはプロジェクトの成否を左右する要求定義、要件定義の根幹となる作業ですから、十分な時間を割く必要があります。  




 ここで、初期のスケジュールに追われて中途半端なヒアリングを実施してしまうと、開発の途中でのどんでん返しや要件追加の嵐に見舞われることになるかもしれません。


 ですから、場合によってはプロジェクトの全体スケジュールを見直す勇気も持ちましょう。  



※ (株)プラッサムの「人材育成支援サービス」のご案内はこちらです。