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プロジェクトに対するより深い理解(後編)


 前回
に続き、今回はプロジェクトの達成目標値と達成期限の確認です。

 
 前回
のコラムで書きましたように、ITプロジェクトはIT投資でもある訳ですから、効果目標値が設定されなければなりません。

 そうでないものをよく見かけますが、一部の例外を除いて絶対に必要です。  


 目標値のないものを誰が達成(実現)しようとするでしょうか。達成と未達成の判断も出来ません。  




 その投資を回収する目標回収期間の確認も必要です。

 この効果目標値の達成は、多くの場合経営者との約束になっていますので、それを確認しておく必要があります。達成期限についてはその期限そのものと理由を知っておく必要があります。    



 お客様にプロジェクトの目標値をどのように達成しようと考えているのかも確認しておきましょう。  

 多くのプロジェクトでは、ITの導入は手段の1つであり、業務のあり方を変えたり、組織を変えたりといった非IT系の施策も必要です。    




 この非IT系の施策が計画通り進めなければ、ITの導入効果も期待できません。
 

 しかし、例えばRFPには非IT系施策について書かれていないことが多く、IT導入の重要な成功要因が伏せられたまま、作業を進めることになってしまうかもしれません。    



 達成目標値と手段が分かったら、その効果(達成状況)の測定方法を確認しておきましょう。  




 プロジェクト企画書(稟議書)やRFPに効果目標値が書かれていても、測定方法まで具体的に検討されていないことがあります。

 それでは効果目標値を設定する意味がありませんよね。    


 プロジェクトの理解を深めるために、そのプロジェクトを遂行する上での大きな課題も確認しておきましょう。  

 IT投資プロジェクトで期待される効果を生み出すのは容易なことではありません。プロジェクトで解決すべき課題がいくつもあるハズです。  



 それはお客様の責任なのであなたは知らなくても良いでしょうか。  

 違います。そうした課題は、プロジェクトの進捗を間違いなく妨げることになり、リスクそのものになる可能性が非常に高いことを知っておきましょう。

 個別のヒアリングを実施する上で事前に知っておくべきことです。    


 こうした課題解決にお客様がどのような手段を考えているのかを知っておく必要もあるでしょう。この課題解決が計画通りに進まなければ、プロジェクトの遅れや後戻りが発生することになります。  



 課題解決には根本問題を把握することが必須です。お客様が具体策を考えていない場合には、ヒアリングを通してその方法を探る必要があります。    



 ヒアリングを進める前にお客様社内に用語集があるかどうかも確認しておきましょう。



 例えば、組み立て型製造業では生産管理等において、同じような言葉が使われていても、A社とB社では定義が異なっているかもしれません。  

 大企業では事業部門によって、同じ言葉でも定義が異なる場合があります。ですから、用語集があるようであれば、ヒアリングの前にお借りできるようにお願いしておきましょう。    



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